2010年度:問題分析ゼミ[18]

2010年度の問題分析ゼミ第18回の概要です。

日時:2010年10月12日(火)16:20〜17:50
会場:明治大学リバティタワー6階1061教室
参加者:全22名  江下、内木G(6名)、西林G(5名)、稲川G(5名)、田邉G(5名)

1.連絡事項  
今日はメキシコ料理店テピートで留学生の歓迎会を行うためいつもより早く切り上げる。

2.輪講 
(1)内木班の発表
課題本:石井淳蔵/著『ブランド--価値の創造--』
発表範囲:第3章1-3
発表者:土屋、羽石
【発表の概要】 第3章
ブランドは製品から独立することで初めてブランドとして成り立つ。一度ブランドとして成立すると、さらに機能面という点で再定義され、繰り返し他種または他社のブランドと比較され再定義され続ける。ブランドの中にも、普遍的で目に見えず認識されないブランド価値と、変化して目に見えるブランド・メディアの二つに分けられる。その二つの橋渡しになるのが、コード・スタイルである。

(2)稲川班の発表
課題本::田中洋/著『企業を高めるブランド戦略』
発表範囲:第5,6,7章
発表者:上田、恵志、稲川
【発表の概要】第5章
ブランド戦略を行う上で大切なのは、顧客とのコミュニケーションである。まずブランドを顧客に認知してもらい、属性評価や知覚評価を高めることで、ブランド力を高めていく。そして、高めたブランドを用いて、顧客に連想されてもらえるようにし、事業の拡張をしていくことができる。

【発表の概要】第6章
企業の戦略志向を4つにわけることが可能である。そして優位に立つために、企業は4つのポジションを移動し、ブランド力を築き上げていく。ただ、事業タイプによって有効なブランド戦略は異なる。事業に合わせたブランド戦略を用いることが重要になる。

【発表の概要】第7章
様々なブランド戦略が生まれているが、基本として忘れてはならないのは、マーケティング管理を行うことである。ただそれを困難にし問題になっているのは、グローバル化によるブランド価値判断の複雑化である。いかに効率的なマーケティングを世界規模で行えるかが鍵となってくる。また、ブランドをどのような場面で一番有効かをしっかり研究し、活用することで活路を見出していくこともできるだろう。

以上
文担当:西林班 西林