2012年度:問題分析ゼミ[1]

2012年度問題分析ゼミナール第1回の概要です。

日時:2012年4月10日(火)16:20〜21:00
会場:明治大学リバティータワー9階1098教室
参加者:22名 江下、高橋、舘G(5)、政岡G(5)、神谷G(5)、中村G(5)
欠席者:0名

1 はじめに
(1)ゼミの進め方について
・業界研究をする
・"一言で言えば"の意識を持つ
・ネタは発信することで自分のものになる
(2)発表の際の意識、注意点
・人に見せることを意識し、みんなに知識を与えるために発表を行う
・話し始めに力を入れる
・言葉の抑揚(尻上がりを避ける、目標は普段の口調での発表)
・オーディエンスへのアイコンタクトを保つ

2 輪読
(1)舘グループ
課題本『ジャーナリズムの社会学』(B・マクネア/著、リベルタ出版、2006)
発表者:青柳
発表範囲:第1章、第2章
【発表の概要】
・ジャーナリズムとは、自らの価値観に基づいて事実の解釈を示すことである。
・ジャーナリズムのモデルのひとつである支配パラダイムとは、不平等な集団間での支配・従属関係を維持するためのものであり、もうひとつの競争パラダイムとは、平等な知的競争を理想とするものである。
・上記のふたつのモデルでは現代の状況を説明することが困難となっており、カオス的情報流通という新たな概念が生まれた。

(2)政岡グループ
課題本:『現代ジャーナリズムを学ぶ人のために』(大井眞二・田村紀雄・林利隆/著、世界思想社、2004)
発表者:政岡
発表範囲:第1章〜第5章
【発表の概要】
・マスコミュニケーションとジャーナリズムの違いについて。ジャーナリズムとは、日誌に代表される記録をとどめるためのもので、マスコミュニケーションとはジャーナリングの最も合理的で効果的なコミュニケーションツールである。
・効果研究にはアジェンダセッティングや沈黙の螺旋理論などがある。

(3)神谷グループ
課題本:『変容するメディアとニュース報道』(萩原滋・斎藤慎一・李光稿・横山滋・川端美樹・福田充/著、丸善、2001)
発表者:大西
発表範囲:第1章、第2章
【発表の概要】
・ニュースとは、社会を「反映」させたものではなく「構成」したものである。
・ニュースの生成に影響を与えるレベルには、個人レベル、メディアルーチンレベル、組織レベル、メディア外レベル、イデオロギーレベルの五つがある。

残りの中村グループの発表と、一周目の新書ブックレビューの発表は来週(4/17)にもちこすことにする。

3 反省、アドバイス
・今回の発表の目標は話し方が尻上がりにならないようにすることと、アイコンタクトだった。普段気にしていなかったがよく聞いてみると尻上がりになっている人はいる。
・質問に対しての答えが個人個人で違うことが多く見受けられたので、話し合いの時間がより多く必要である。
・自分たちだけでわからないことは先生にも積極的に質問する。

以上
文担当:小森
編集:上田