2018年度:問題分析ゼミ[7]

2018年度の問題分析ゼミ第7回の議事録です。

2018年5月29日(火)15:20〜19:15
明治大学リバティタワー13階1131教室
参加者19名 江下、高橋、星野G6名、山本G5名、中島G6名、土屋G4名
欠席者1名

1連絡事項
レポートにおけるカギカッコの説明。「」と""、『』と""は同じ使い方である。また、固有名詞の際には<>を使用する。

2グループ発表
(1) 土屋グループ
ギャルと不思議ちゃん論
篠崎
3章 
80年代~90年代の多数派との差異化として副次的に生み出されてきた「不思議ちゃん」の特徴は各時代で変化した。差異化競争で生じる社会的個性信仰は、やがて内閉的個性信仰へと移り変わる。

(2) 星野グループ:ギャルと「僕ら」の20年史
栗橋、星野
3章 萩野の作る雑誌『Cawaii!』『BOYS RUSH』は、まさに高校生ブームの頂点に君臨していた。渋谷は若者で活気づいており、『Cawaii!』ブームと「カリスマ店員」ブームによって空前の渋谷109ブームが到来した。
4章 『Cawaii!』が順調に売り上げをのばす中で、読者層の拡大を狙って『S Cawaii!』 が創刊された。その後『Cawaii!』 は時代に合わせて変化していくことになった。

(3) 山本グループ:ヤンキー論文化論
田中、白取
1章 4人の研究者がヤンキー文化を考察している。ヤンキーは地域文化であり、秩序を重んじる。ヤンキー的精神は日常的なものでありマス人気を生むが、研究者にヤンキーを語れる人がいないため現実的にも表現的にも弱者である。
2-1章 ヤンキーのファッション、またロック・ヒップホップといった音楽を表現文化の一面から見ることでその創造性の深さについて知り、またその文化の終焉について考える。

(4) 中島グループ:アイドル/メディア論講義
小口、鯉淵
4章 アイドルは未来予持性によって特徴づけられる。オーディション番組での成長を見せることで成功していった。1980年代のネオTV化を経て、アイドルの在り方は変わり、アーティストが誕生していった。
5章 流動化する現代社会で我々は、常に新たな状況に置かれ、そこでの振る舞い方をもとめられる。アイドルは、ハビトゥスの未来志向的な側面を体現することで、我々の規範となり、憧れの対象となる。

3 反省
 話題が比較的ライトな本になり発表に写真による例が多くみられ、理解に優しい発表になっていたと思う。ただ、プレゼンのわかりやすさについては、発表本番前にプレ発表を班内で行うことによって上がるだろう(高橋さん)

文・編集担当:土屋、興梠