2018年度:問題分析ゼミ[9]

2018年度の問題分析ゼミ第9回の議事録です。

2018年6月12日(火)15:20~19:00
明治大学リバティータワー13階1131教室
参加者20名 江下、高橋、星野G5名、山本G5名、中島G6名、土屋3名
欠席者2名

1 連絡事項
・合宿の発表内容早めに決めましょう。
・鍵かっこは段落下げしなくてよい

2 グループ発表
(1)山本グループ:ヤンキー文化論序説
萩田
第4章 ヤンキー文化論の射程
落書きからグラフィティへ、暴走族から走り屋へ、といった移行から、集団の共同性の弛緩が読み取れる。1968年にはマンガ『男一匹ガキ大将』や矢沢永吉によって反エリート思想が示された。「ヤンキー先生」と呼ばれた義家弘介は、メディアの動向に恵まれすぎたため暴走を加速してしまった。また、ヤンキー文化にはキャラクター性が秘められている。

(2)中島グループ:アイドル/メディア論講義
嘉山 中島
8―9章
〈アイドル〉の歌う「卒業」/過去志向から未来志向へ
70、80年代の卒業ソングは過去志向的だった。それに対してゼロ年代の卒業ソングは未来志向的である。これは未来志向的アイドルの在り方を表しているといえる。
ライブ時代の〈アイドル〉/コミュニケーション・コミュニティ
歌詞の抽象性やライブでのAR的表現、未来への約束により、アイドルはよりファンを巻き込んだコミュニケーションをとりうる存在となる。

(3)土屋グループ:ギャルと不思議ちゃん論
太田
6章 ギャルと不思議ちゃんの文化はストリートとメディアの相互関係によって発展してきたが、素人と芸能人の境界が曖昧になり、両文化が様々なカテゴリーに分化し互いに結びついている今、ギャルと不思議ちゃんの文化は現在進行形で新しい形へと変容している。

(4)星野グループ:ギャルと「僕らの」20年史
宮重
7-最終章
『Cawaii!』は休刊した。しかし、この雑誌が当時の人たちや社会に与えた影響は現代にも脈々と受け継がれているのである。

3 反省
発表を始める前に先週までの振り返りをおこなうと、より理解がスムーズになると思う。また、発表の際には断定した表現で言葉を使うとよいとおもった。本に書いてあることなので自信もって言おう。

文担当:星野
編集担当:小口