2019年度:問題分析ゼミ[18]

2019年度の問題分析ゼミ第18回の議事録です。

日時:2019年10月29日(火)
会場:リバティータワー16階 1168
参加者:18名
江下、高橋、斎藤G(5)、佐藤G(5)、高野G(5)
欠席者:0名
遅刻者:0名

1 連絡事項
オープンゼミで後輩も参加。
広報用Twitterの写真撮影。

2 グループ発表
(1) 佐藤グループ
・発表者:大倉、金武
・テーマ:服飾誌
[概要]
1950年代から始まった服飾誌は、「服を作るための雑誌」から「おしゃれを作るための雑誌」へと変化してきた。1950年代に発売された『装苑』は、服装研究雑誌として洋裁のための製図などを掲載した。1960年代に発売された『若い女性』は、服作成と流行を備えた服飾雑誌として服装の参考に読む雑誌となった。1970年代に発売された『an・an』は、消費文化のための雑誌として既製服のファッション記事を中心に取り扱い、独自の特集主義でトレンドに敏感な20代の女性の興味を引きつけた。

(2) 高野グループ
・発表者:田村、成田
・テーマ:学園ドラマ
[概要]
1965年ごろから主に学校を舞台としたテレビドラマのジャンルである学園ドラマが放送される。その時代に実際に社会で見られた学生の問題行動を顕著に映し出すことで新たな文化を生み、時に問題提起を促す機能している。校内暴力というテーマにおいては時代やSNSなどの発達に対応して身体的暴力から精神的暴力へと変化している。

(3) 斎藤グループ
・発表者:斎藤
・テーマ:ピンク映画
[概要]
ピンク映画は男女のセックスをセールスポイントとした劇映画で、表現規制による控えめな表現や独自プロダクションによる低予算、短期間で作られたもの。
時に押収や輸出規制、批判されつつも1965年、1968年にはブームが到来し制作数は大手に並んだ。しかし、80年代には欧米ポルノとヒッピー思想の流入や、大手プロダクションの成人映画参入によりピンク映画は終焉した。

(4) 佐藤グループ
・発表者:佐藤、春日
・テーマ:ビデオテックス
[概要]
ビデオテックスはテレビ受信機と既存電話網を使用して、文字や画像、映像を双方向の対話形式で送受信する情報量代行回収サービスで、郵政省と電電公社の推進で計画的に開発された。国際的に規格を巡って競争が起きた。フランスのミニテルは端末の大量無料配布などの工夫により流行ったが、日本においては端末費用の高さと情報量の質の低さ、インターネットの普及などにより流行らなかった。

3 反省
テーマの中からさらに分野を絞って変遷などについて調べているため、他の分野についての質問には答えることができていなかった印象がある。

作成:小武
編集:高野