2008年度:第5回研究会「インターネット・ビジネスの現状」

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第5回研究会は、インターネットのプロバイダ事業を行っている企業を訪問し、企画部門のスタッフと意見交換会を実施しました。

第5回研究会 インターネット・ビジネスの現状
日時:2008年10月21日(火)17:00〜19:00
参加:事業者側スタッフ6名、江下、江下ゼミ学生16名

 まず、事業者側からプロバイダ事業に至るまでの経緯、事業の概要、ビジネスモデル等に関し、20分ほどの解説をおこなっていただいた。それを踏まえ、江下ゼミ学生からの質問、業者側からの説明という形式で意見交換を進めた。
 学生の側からは、提供サービスに対する選択と集中、同業他社に対する差別化、女子高校生など特定ユーザ向けのポータルサイトの運営状況、ネット広告の現状と動向、事業者としての強み、社内でのキャリアコース等に関する質問がなされた。それに対する説明の概要は次のとおりであった(主な事柄を抜粋)。

1)サービスの選択と集中
 ネットビジネスは設備投資が少ないため、どのようなサービスでも立ち上げることは容易だ。新ビジネスゆえ数多く実行することが重要だが、今後は選択と集中という発想も必要になるだろう。

2)他社に対する差別化
 他社をライバル視するよりもむしろ、自社の媒体としての認知度を高めることが重要。また、事業体は別でもパートナーたりうる。

3)ネット広告へのシフト
 ネット広告は安定して伸びているが、広告主に対し、受け身ではなく提案型のビジネスを進める必要がある。また、雑誌と競合する部分が大きいかもしれない。

以上