2019年度:問題分析ゼミ[8]

2019年度の問題分析ゼミ第8回の議事録です。

日時:2019年6月18日(火)15:20-19:00
会場:リバティタワー16階 1168教室
参加者:16名
江下、高橋、斉藤G(5名)、佐藤G(4名)、高野G(5名)
欠席者:1名 
遅刻者:1名 

1 グループ発表
(1) 斉藤グループ
・発表者:植田
・課題本:『刺さる広告』(レックス・ブリッグス、グレッグ・スチュアート 著、ダイヤモンド社、2008)
・発表範囲: 第10章、第11章、第12章

[概要]
第10章
消費者は準拠枠に沿ってメッセージを歪曲し解釈し、マーケターは消費者側の視点が欠如しやすい。消費者マーケターのズレを認識することが大切であった。

第11章
従来の誤った測定方法から科学的にアプローチするようになり、科学的な評価を用いた広告が効果を発揮するようになる。
比較方法を用いて、広告が効果を出したかどうか確認していた。

第12章
ブランド名を広告に登場させるとブランドの効果基準が86%アップしたり、視覚的イメージを伴う広告は効果アップしたりと分析によって効果が得られたメッセージ方法を活用していった。また、タッチポイント(消費者と企業の接点)をブランド構築に活かすことが大切であり、異なるメディアで複数回広告を出すと効果はさらにアップする。また、一貫性のある接点はシナジー効果を生むことも証明されている。

(2) 佐藤グループ
・発表者:于
・課題本:『ビッグ・ピクチャー』(エドワード・J・エプスタイン 著、早川書房、2006)
・発表範囲:第12章、第13章、第14章

[概要]
第12章
映画ブランド宣言は一発勝負であり、まずは観客層を定義付けすることからはじまる。また、無料広報戦略やプレゼント宣伝と予告編などを用いて映画が公開されるその日まで認知度を高めようとする。

第13章
広告の効率をあげるために、"リーチ"や"フリークエンシー"を作戦会議で決めたり、ケーブルテレビを利用して観客を集めようとした。

第14章
戦略的位置関係報告書を用いて各スタジオは、なるべく競争相手と公開日をかぶらないようにしている。配給部門は劇場チェーンと取引を行い、メディアバイヤーはメディアスペースを買い占める。

(3) 高野グループ
・発表者:佐伯
・課題本:『音響メディア史』(谷口文和(他)著、ナカニシヤ出版、2015)
・発表範囲:第13章 第14章

[概要]
第13章
楽器には、電気楽器と電子楽器がある。中でも電子楽器に注目していく。あらゆる電子楽器はシンセーサイザーともいえ、シンセーサイザーは小音楽環境の変化に大きく影響する。つまり、新しい楽器によって伝統的な演奏行為を変質させ、社会に浸透していった。

第14章
加工編集技術が発展することによって、現実にはない仮想空間を音楽によって作り出すことができる。記録媒体という束縛から開放された音楽は「一つのスタジオ」という空間さへも必要ではなくなった。

2反省
発表で自分たちの考え、意見なのか、本に書かれている内容なのか区別をつけにくいときがあるので、しっかりと分けた方がわかりやすいと感じた。

作成:金武
編集:高野