2021年度:問題分析ゼミ[8]

2021年度問題分析ゼミ第8回の議事録です。

日時:2021年6月8日(火)15:20~19:30
会場:駿河台キャンパスリバティタワー10F 1005教室
参加者:9人(教室)+10人(Zoom)
欠席者:1人
遅刻者:1人

1 グループ発表
(1) 金内グループ
・発表者:荒牧・早川
・課題本:『広告で社会学』
・発表範囲:8章~12章
[概要]
社会学の観点から、「労働・消費」「階層・格差」「社会問題・社会運動」「科学技術・環境」「文化・表象」についての細かい事項の説明がなされた。課題本に掲載されている広告が、これらの社会学的な問題をよく説明している。

(2) 田中グループ
・発表者:吉川・鈴木
・課題本:『スター女優の文化社会学』
・発表範囲:5章~終章
[概要]
同じ時代を生きた二人の国民的女優(原節子・京マチ子)、異なる仕方で「日本」をまとい、戦後日本の欲望の対象としての役割を果たしつつ、スターダムの頂点へと駆け上がっていった。
(3)摂待グループ
・発表者:山岸・摂待
・課題本:『テレビコマーシャルの考古学』
・発表範囲:5章・6章
[概要]
昭和30年代は仕立服から既製服へと衣服が変化をはじめた時期にあたる。それに伴い、雑誌やテレビといったマスメディアにおける広告の在り方や関係性も変化していった。「洗濯という営み」に焦点を当て、テレビCMデータベースの世界を読み解いていく。そこから見えてくるのは、CM表現のパターン化と、そうした定型表現の一つ「女性性」に基づく、専業主婦というオーディエンスの構築である。
(4) 伊藤グループ
・発表者:荒川
・課題本:『映像文化の社会学』
・発表範囲:12~14章
[概要]
映像テクノロジーは、その時代においてスターやアイドルといったバーチャルな存在を生み出してきた。テクノロジーが発展した現代ではスター・アイドル現象が個々人に現れているものの、一方で私たちは心霊映像やアニメーションなどの未だバーチャルな他者への一方的な憧れや崇拝を捨てきれずにいる。
2 反省
特になし

作成:鈴木(彩)
編集:田中