2013年度:問題分析ゼミ[火18]

2013年度の問題分析ゼミ火曜グループ第18回の概要です。

日時:2013年10月8日 (火)16:20~20:00
場所:明治大学リバティタワー10階1102教室
参加者:全17名 江下、高橋、橘G(5)、山田G(5)、後藤G(5)

1 個人研究発表

武井
テーマ『大学生の誕生日コミュニケーションに対するソーシャルメディアの影響』
[概要]
誕生日コミュニケーションの男女差に着目して調査。結果として、文字コミュニケーションが多様であること、その方法としてLINEの利用が過半数を超えており、「経験なし」の男女差は見られないことがわかった。これらのことからSNSの多様化が誕生日文字コミュニケーションを増やしていると結論付ける。

〈コメント〉
・内容そのものはコンパクトにまとまっている。
・提示されたアンケートから考えると考察が物足りないのではないか?
・1番使っているSNSとメッセージを「送った」の違いを明確に
・他に「おめでとう」と言うパターンの調査(正月など)
・アンケート調査では調査時期を必ず明記すること
・グラフではNを出すこと、また量的調査ではXの二乗検定を用いて統計的に見ること
・調査内容が固まって、数字的データの補完としてアンケートをとること

松村
テーマ『美容部員の制服と客の服装からみるスタイル消費』
[概要]
化粧品業界で激化するブランド競争、多様化する消費者のニーズ。新たに多くのブランドが誕生し、美容部員の制服にもブランドによって差が生じていることに着目して調査を行った。百貨店化粧品売場での観察から、制服が私服に近い3ブランドには客の服装と美容部員の制服に共通点が見られた。この共通点から私服に近い制服を着た美容部員はそのブランドイメージを体現しており、消費者のスタイル消費に影響を与えていると結論付ける。

〈コメント〉

・予備調査をもう少し
・主観とはいえ、客観性のあるということが必要
・判断基準をきちんと設定すること
・4年程度の雑誌のバックナンバーからスタイル消費について検証できるのでは?

山田
テーマ『フリーミアムから考えるSNSの無料ビジネスモデル』
[概要]
無料ビジネスモデルの「フリーミアム」に着目。フリーミアムが成り立つ定義からSNSはフリーミアムに当てはめられるという仮定にたどり着いた。現状では「三者間市場」という形で無料ビジネスモデルは存在しているが、無料ビジネスそのものが未開拓な領域であることもあって今後も無料ビジネスモデルは増えていくと予想される。

〈コメント〉
・無料ビジネスそのものは昔から存在する。その見えにくい部分を探すこと。
・宣伝の本質(集客手段)としては人が沢山いる場所がビジネスチャンス
・集客して、そのまま別のビジネスにつなげることができるのはネットならでは
・ケーススタディとして何通りか出すべき

次週発表

・秋楽
・権藤
・岡部

以上

文担当:後藤
編集:伊藤