about 江下ゼミ

ここで言及しているゼミとは、明治大学情報コミュニケーション学部において江下が担当する問題分析ゼミナールです。ゼミは非公開ですが、明治大学在学生にかぎり、見学を認める場合があります。席を確保する都合上、見学希望者は事前にかならず問い合わせてください。なお、通常のゼミ以外にも外部講師を招いた研究会を随時実施しています。こちらは外部に公開する場合があります。

連絡先:駿河台研究棟507号
江下研究室

おもなコンテンツ
  • ゼミの活動記録
  • グループ活動の成果
  • ゼミ生によるブックレビュー
  • ゼミ生の個人研究
  • 指導教員の研究報告
  • 外部講師の紹介
  • ゼミ関係のイベント報告
このコーナーについて
2008年度問題分析ゼミ
  • このコーナーに掲載されているコンテンツは、問題分析ゼミ(3年次対象)の活動報告が中心です。
  • 1年次対象の基礎ゼミ、2年次対象の問題発見ゼミに関する情報は、「sic info」コーナーに掲載します。
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ゼミの活動
  • 前後期の定例ゼミ
  • 外部講師による研究会
  • ゼミ合宿
  • 企業研修
※ 定例ゼミ以外はすべて学生による自主的な参加を原則にしています。
問題分析ゼミのテーマ
研究領域
  • 社会ネットワークの解析
  • 近代社会のメディア史
  • 情報化の進展シナリオ
  • 情報メイブンの役割
  • 娯楽産業のイノベーション
  • 国民的アイドルの誕生と消滅
  • 大衆文化における雑誌の役割
  • チャットの歴史
  • 仮想社会の社会史
  • 少女文化の社会史
  • ヤフオクの消費行動

重点スキル
  • 文章読解・作成
  • プレゼンテーション
  • インタビュー調査
  • 質問紙調査

2008年11月27日

第6回研究会は、企業の現職広報部長を招き、企業における広報業務の実際を話していただきました。

第6回研究会 企業の広報業務

講師:都内の企業広報部長
日時:2008年11月25日(火)16:20〜17:50
場所:明治大学リバティータワー9階 1098教室
参加:講師、江下(担当教員)、学生(江下ゼミ20名)

1 広報業務の概要
「広報」と聞くと「宣伝」のイメージを抱くかもしれないが、英語にすれば「Public Relation」つまりオオヤケとの関係づくりが業務となる。この場合のオオヤケとは、企業にとってのステークホルダー(顧客、投資家、取引業者、従業員、地元)であり、これの人びとの話を聞くこと、あるいは自分たちの情報を伝えることが業務の基本である。ただし、マスコミの対応窓口という狭い意味での広報業務を担当するのが広報部門という認識もある。

2 最近の広報部門
 広報的な業務は広報部だけでおこなっているのではない。広告は宣伝部、顧客からのクレーム対応には「お客様相談部」などのセクションが受け持つ場合が多い。ただし、これら広い意味での広報戦略を統括するため、Corporate communicationとして部門を統合する企業も出てきている。

3 日常業務
 基本的にはパブリシティ業務と広聴機能が柱となる。前者は記者会見の実施やプレスリリースの発行が中心である。広報部員としては、自社の立場を十分に理解してもらうことが重要だ。後者については、ネガティブな情報の収集が重要になる。そのために、他社や官公庁との情報交換が不可欠である。また、最近では社内広報も重要な業務となっている。

4 広報業務に要するスキル
 特殊なスキルは求められないが、健全な社会人としてのバランス感覚がきわめて重要。また、自社や業界のことを日頃から勉強し、情報が集まってくる人にならねばならない。

5 PR企業について
 日本では広告の製作を広告代理店に委ねるのが一般的だが、広報業務は自社で担うのが普通である。しかし、欧米ではPR企業がパブリシティ業務を受託する場合が多い。日本でも、記者会見のトレーニングなどPR企業が関与する例はあるが、欧米に比べるときわめて少ない。

以上


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