about 江下ゼミ

ここで言及しているゼミとは、明治大学情報コミュニケーション学部において江下が担当する問題分析ゼミナールです。ゼミは非公開ですが、明治大学在学生にかぎり、見学を認める場合があります。席を確保する都合上、見学希望者は事前にかならず問い合わせてください。なお、通常のゼミ以外にも外部講師を招いた研究会を随時実施しています。こちらは外部に公開する場合があります。

連絡先:駿河台研究棟507号
江下研究室

おもなコンテンツ
  • ゼミの活動記録
  • グループ活動の成果
  • ゼミ生によるブックレビュー
  • ゼミ生の個人研究
  • 指導教員の研究報告
  • 外部講師の紹介
  • ゼミ関係のイベント報告
このコーナーについて
2008年度問題分析ゼミ
  • このコーナーに掲載されているコンテンツは、問題分析ゼミ(3年次対象)の活動報告が中心です。
  • 1年次対象の基礎ゼミ、2年次対象の問題発見ゼミに関する情報は、「sic info」コーナーに掲載します。
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ゼミの活動
  • 前後期の定例ゼミ
  • 外部講師による研究会
  • ゼミ合宿
  • 企業研修
※ 定例ゼミ以外はすべて学生による自主的な参加を原則にしています。
問題分析ゼミのテーマ
研究領域
  • 社会ネットワークの解析
  • 近代社会のメディア史
  • 情報化の進展シナリオ
  • 情報メイブンの役割
  • 娯楽産業のイノベーション
  • 国民的アイドルの誕生と消滅
  • 大衆文化における雑誌の役割
  • チャットの歴史
  • 仮想社会の社会史
  • 少女文化の社会史
  • ヤフオクの消費行動

重点スキル
  • 文章読解・作成
  • プレゼンテーション
  • インタビュー調査
  • 質問紙調査

2011年05月31日

2011年度の問題分析ゼミ第4回の概要です。

日時:2010年5月25日(火) 16:20~20:30
会場:明治大学リバティタワー8階1081教室
参加者:19名 江下、高橋G(5)、小玉G(5)、荻野(5)、松井(4)
欠席者:1名

1 ゼミナール協議会からの連絡
・スポーツ大会の説明

2 連絡事項、アドバイス
・次回の輪講のレジュメは今週の土曜日の午前中までに提出
・合宿の下見は3年生7人まで参加可能

3 輪講
(1)小玉班の発表
課題本:『都市の社会学』
発表者1:森井
第9章 政治権力と都市
【概要】
都市において権力は欠かせないが、権力はそれだけを取り出してみることは難しく万能でもない。被支配者層権力に対抗するには社会運動などを通じて権力の可視化が必要とある。そして、都市は人々や組織が一見ばらばらに活動しているようでも「都市の成長」という目標を通じて特定の方向へと緩やかに動いていることもある

発表者2:中村
第10章 個性のメカニズム
【概要】
個性は多様な社会圏との交差によって生まれ、個性化は多様な社会圏がある社会において実現されやすい。人々は一方で自分の個性を求めつつ、他方では大衆の一部となることで安定を得ようともする。その結果、個性をもとめ新しい社会圏へと踏み出そうとするコスモポリタリズムと、自らの安定した世界に耽溺するナルシシズムの対立が生じるのだ。

発表者3:小玉
第11/12章 都市の再生と計画/ユートピアと理念型
【概要】
都市を計画するうえでは、どのような知識が誰の手によってリードされるのかが決定的な影響力をもつ。さらに未来の都市のありかたシュミレーションすることは現実との距離を測れるという点で有意義である。

(2) 松井班の発表
課題本:『デジタルネットワーク社会』
発表者1:松井
全体のまとめ
【概要】
インターネットの急速な普及により我々の社会は大きく様変わりした。便利で快適な生活が可能になった反面、多くの問題が生まれたこともまた事実である。インターネットはいまだ未熟なツールなためその動向を見極めたうえで流れにのることが必要である

発表者2:生方
発展
【概要】
インターネットの商用化で匿名性のコミュニティが拡大することで人々は内に閉じこもる傾向となった。他人との関わりを嫌うカプセル人間が増加し対面コミュニケーションは軽視されるようになった。また、ケータイは人々にコミュニケーションリアリティを感じさせず、コンサマトリーな意味合いで利用される事が多い。

(1) 荻野班の発表
課題本:『地域の社会学』
発表者1:秋元
第10章 高齢化と地域社会
【概要】
既婚同居子に頼る日本の伝統的な家規範は衰退傾向にある。ライフスタイルの変容により高齢者の選択性が拡大した。欧米型の修正拡大家族の存在の指摘や家族に依存せず隣人・地域住民との多様なネットワーク関係を築くべきだという考えが主張された。高齢者の社会進出に向けた諸制度の推進が課題となっている。

発表者2:鳥丸
第11章 地域の社会学
【概要】
日本国内における外国人滞在期間の長期化や永住化をきっかけに、エスニック集団が形成された。現在、それと地域社会との関わりが再認識・再構築されつつある。各々で生きる分離的な関係ではなく相互に協力しあって生きる総合的な関係を目指すことによって私たちはより多様なアイデアに触れあたらしいコミュニティを創造できる

発表者3:江草
第12章 地域社会の未来
【概要】
行政は住民参加を実現するためにコミュニティ行政を展開してきたが、今までのコミュニティ行政はこの目標を無視する形で進められた。その結果、様々なところで歪みが生じている。既存の行政システムを打破し地域ごとに最適な問題処理システムを確立していくひつようがある。


(2) 高橋班の発表
課題本:『メディア・コミュニケーション学』
発表者1:林
【概要】
ヴァーチャルコミュニティとは利用者が物理的な時間、空間を共有せずに相互のコミュニケーションを基盤として交流するインターネット上の空間である。ヴァーチャルコミュニティの最大の要素である匿名性は、個人の特性によって異なる効果を持ち、現実社会へ影響する。この影響の仕方も利用者のバックグラウンドによって異なる。

発表者2:高橋
【概要】
メディアリテラシーの必要性が叫ばれるのは、メディアが我々を操作しているように思えるからである。確かにメディアによって世間と自分の体験が同一である感覚はもたらされた。しかし我々の世論形成には重層的なネットワークの影響がある。それを踏まえ、情報の受け手と送り手の双方で対話を深め、情報授受ができなければならない

4 アドバイス
・プレゼンの際、特定の誰かに話しかけるように話すとよい。
・声の抑揚をつける。
・最初に「~のつもりになって聞いてくださいさい」と言ってみると発表しやすい。(広告業界の人のテクニック)
・敬語を使わないでプレゼンする時、語尾をどうするかが難しいので、いかに1文を短くするかを意識する。

5 サブゼミ 業界新聞発表
発表者:林、嶋田、杉野、荻野、高峰、上松、吉田、中澤

以上
文担当:小玉
編集担当:秋元


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