about 江下ゼミ

ここで言及しているゼミとは、明治大学情報コミュニケーション学部において江下が担当する問題分析ゼミナールです。ゼミは非公開ですが、明治大学在学生にかぎり、見学を認める場合があります。席を確保する都合上、見学希望者は事前にかならず問い合わせてください。なお、通常のゼミ以外にも外部講師を招いた研究会を随時実施しています。こちらは外部に公開する場合があります。

連絡先:駿河台研究棟507号
江下研究室

おもなコンテンツ
  • ゼミの活動記録
  • グループ活動の成果
  • ゼミ生によるブックレビュー
  • ゼミ生の個人研究
  • 指導教員の研究報告
  • 外部講師の紹介
  • ゼミ関係のイベント報告
このコーナーについて
2008年度問題分析ゼミ
  • このコーナーに掲載されているコンテンツは、問題分析ゼミ(3年次対象)の活動報告が中心です。
  • 1年次対象の基礎ゼミ、2年次対象の問題発見ゼミに関する情報は、「sic info」コーナーに掲載します。
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ゼミの活動
  • 前後期の定例ゼミ
  • 外部講師による研究会
  • ゼミ合宿
  • 企業研修
※ 定例ゼミ以外はすべて学生による自主的な参加を原則にしています。
問題分析ゼミのテーマ
研究領域
  • 社会ネットワークの解析
  • 近代社会のメディア史
  • 情報化の進展シナリオ
  • 情報メイブンの役割
  • 娯楽産業のイノベーション
  • 国民的アイドルの誕生と消滅
  • 大衆文化における雑誌の役割
  • チャットの歴史
  • 仮想社会の社会史
  • 少女文化の社会史
  • ヤフオクの消費行動

重点スキル
  • 文章読解・作成
  • プレゼンテーション
  • インタビュー調査
  • 質問紙調査

2016年10月18日

2016年度の問題分析ゼミ第16回の概要です。

日時:2016年10月11日 16:20~19:15
会場:リバティータワー13階1138教室
参加者:17名 江下、高橋(D1)、山本G(4)、檜垣G(3)、竜石堂G(4)、塩野G(4)
欠席者:5名
 
1.後期個人発表のリサーチ報告
・前回欠席者の報告≪窪田、柴崎、戸張≫
≪窪田≫
原宿をメインに、東京と若者に注目した都市空間の成り立ちと変遷を研究したい。
≪コメント≫
・最初から原宿に限定するのではなく、まずは「ストリート」という大枠を設定してみてはどうか。
・例外的にテーマ絞りを後にすること。
・赤文字系、青文字系雑誌のマップを作って共通項を語るのも面白いかもしれない。
 
≪柴崎≫
以前のコメントを受け、スカート丈の長さなどの細かい部分に絞って調べた。しかし、似たような研究がすでに報告されていたので、テーマを変えようと考えている。また、20年周期の理由は親子交流が原因だと考えたが、それに「ギャル」は当てはまらないのではないかと思いはじめた。
≪コメント≫
・オリジナリティを出すには周期だけではなく、もう一捻り工夫が必要となる。
・80年代以降、服の廉価化とファッションの多様化が進んだため、景気と周期の連動は見えづらいと思う。・ギャルが当てはまらない理由については、どの時代にも、流行周期に左右されない例外が存在するということが考えられる。
・全体にも注意するが、雑誌のテキスト分析でできることはあくまで推測であり、正確な流行はつかみづらい。
 
≪戸張≫
雑誌内にある占いページを扱った研究テーマにしたい。占いを利用したファッションマーケティングの可能性や占いを信じる人、信じない人の特徴を明らかにしたい。
≪コメント≫
・雑誌の占いページに対して、それを信じる人のデータなど、調査資料を得ることが難しい。
・そもそも「占い」をテーマにして論じられることは少ないと思う。
・雑誌の限られたスペースの中で、諸運勢を詰め込むには、編集者が読者層を考慮した編集をする可能性が大きい。逆にそういった部分に注目するのはアリかもしれない。
 
・今回出席者の報告≪岡田、和田≫
≪岡田≫
モテるメークについての研究を進めている最中で、現在は『ViVi』のメーク特集の資料集めをしている。その中で使用されている言葉を元に、記事を男ウケ意識・女ウケ意識で分類しているのだが、どちらにも当てはまらないワードの扱いがわからない。また、年代によってコンセプトに対する受け止め方が異なることについても悩んでいる。
≪コメント≫
・分類をする際には、5W1Hを意識して基準をしっかり決めること。
・中間を定めるのも一つの手。
・1軸だけでなく2軸を用意し、4つの要素で考えると見えてくることもある。
・雑誌を語るには、原則として創刊号から調査しなければならない。調査対象期間を限定するには論理的な根拠が必要。
 
≪和田≫
2000年代以降の雑誌を対象に「〇〇女子」についての記事を追っている。そこで、対象雑誌は限定しない方が良いのかどうか疑問を持っている。また「〇〇女子」と「〇〇ガール」の違いも現在気になっている。
≪コメント≫
・雑誌については一つに絞るべき。今回の場合は、歴史がある割にコンセプトの変化が少なく、無色系(=一般的)であることから『non-no』が適しているといえる。
・歴史を見る際には、まずは五年おきに調査して感覚を掴んでから、同年代の他誌との比較などに移った方が良い。このやり方であれば、時間的余裕が無くなったとしても一つの雑誌は把握することができる。
・言葉を調べる際には、語源や昔の用例もチェックすること。少し前までは「〇〇女子」と似た意味で「ギャル」という言葉が使われていた。
・国内だけでなく国外でも「ガール」の年齢層が広がっている風潮があることも調べてみると面白いかもしれない。
 
2.D1高橋さんによる発表
「同質性の高い集団における親密さに関する研究~開かれた排他性と孤立するギャルママ~」 ギャルママ雑誌『I LOVE mama』を対象とした研究発表を拝聴。
 
3.次回課題
各自で研究を進める。
毎回5~10分の報告ないし3回に1回30分の発表を目安とする。
 
以上
文責:塩野
編集:井土


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